となりの芝生はいつも青い。

バンコク在住のアラサー

となりの芝生はいつも青い

となりの芝生は、いつも青い。

 

中学生の時は、足が速い子をみて、いいなあ、足が速くて、すごいなあ、と思い。

高校生の時は、なんでこんなに数学ができないんだろう?自分でもびっくりしちゃうくらいに理解力がなくて。クラスにいる優秀な子から教えてもらっても、もちろん自分で解けることはなかったし、もうわからないところがわからない、と疑問を抱いていた。理系はいつだってわたしの尊敬の的だ。

大学に進学して、自分がそう不得意でないだろうと思って選んだ学問も、?なんでこんなにわからないんだろうと頭を抱えることになった。 (本当に苦手だった)

 

こうして書いていると、運動と勉強ができないんだ、と思うかもしれないけど、そうではない。音楽もできないし、技術だって苦手で、家庭科もできない。

 

できない、とばかり言ってるからできないんだ!と思われる。ただ、本当にできない。清々しくできない。器用な人と不器用な人がいる、確実に後者だ。

 

小学生の頃は、自分がそんなに不器用だとは思っていなかった。なんでできないのかわからなかったし、なぜできるのかもわからなかった。でもさすがに大人になってわかる。自分はいつも圧倒的に不器用だ。

 

それでも私はなんだかんだかなり、運がいいと思う。それは「となりの芝生がいつも青い」からだ。できないことで絶望したりしない、できないならできることをやればいい。できないなんて、いつものことだ。

 

できないことが多すぎて、できることを選ぶ能力や、肯定感が上がってきたんだと思う。

 

それと同じで、わたしは人のいいところを見るのがすごく得意だし、好きだ。自己を卑下している人もよくいるけど、わたしからみたらみんな凄い。大体の話したことがある人たちのことを、心から尊敬している。

 

となりの芝生はいつも青い」

あまり良くない意味で使われている気がするけど、わたしはこの言葉が好きだ。本当に笑っちゃうくらいいつも青いけど、これからもわたしらしく笑って前を向いていきたい。

 

そう、突然バンコクに住むことになっても。(笑)